FP塾マガジン バックナンバー

≪第63回≫:
もしクマの被害に遭ってしまったら

こんにちは。今月もメルマガを開封していただき、ありがとうございます。

シャフトの鈴木です。

最近は、気候変動の影響か、すっかり「秋」を感じることが少なくなった気がします。

なんと、つい先日も11月中旬の夜中に蚊に刺されてしまい、3時間の激闘の末、ようやく退治しました。

いくら暖かい房総半島とはいえ、この時期に蚊に刺されるとは…本当に驚きです。

さて今回は、最近ニュースでもよく見かける「クマ被害」について、万が一の時に役立つ保険の情報をお届けします。

もちろん、被害に遭わないのが一番ですが、もしもの備えとして知っておいて損はありません。(ちなみに、私の住む千葉県にはクマが生息しておらず、

「安心して観光できる」として人気のスポットになっています)


生命保険については皆さんご存じだと思いますので、ここでは割愛します。


火災保険

クマに家のドアを壊されたり、ガラスを割られたりした場合、

火災保険に「破損・汚損特約」または「突発的な事故特約」が付いていれば

補償されます。

ただし、多くの場合は約5万円の免責額(自己負担)が設定されています。


車両保険

運転中または停車中にクマに襲われて車が損傷した場合、車両保険に加入していれば補償の対象です。

「車対車+限定A」でも、クマ被害は運転者の過失とは無関係のため、補償されます。

※危険を感じた場合は、むやみに車外に出ず、車内にとどまることも大切です。


「車対車+限定A」 

他の自動車との衝突事故と、火災や盗難などを補償の対象とする車両保険の一種。

補償範囲が限定されているため、一般的な車両保険よりも保険料が安くなる。

また、搭乗中にクマに襲われてケガをした場合は、「人身傷害保険」により、

治療費や休業補償なども対象になる。


自転車保険・傷害保険

自転車に乗っているときに襲われた場合、自転車保険で補償されます。

また、お子さんが学校を通じて加入している「傷害保険」でも、

登下校中の被害であれば補償対象です。

特に、顔を襲われて視力に障害が残るような場合には、後遺障害保険金が

支払われる可能性もあります(生命保険も該当)。


事業者向け火災保険(オールリスク型)

店舗や事務所が被害に遭った場合、事業総合補償などの火災保険が

「オールリスク型」であれば、建物や什器、商品も補償されます。

さらに、「利益補償特約」が付帯されていれば、営業ができなくなった期間の損失利益も補償対象になります。

最近では、イオンにクマが出没したというニュースもありましたね。


ここまで街中にクマが出るようになると、火災保険を「オールリスク型」に見直すのも一つの選択肢かもしれません。
保険料はやや上がりますが、被害が身近に迫っている地域にお住まいの方は、一度ご契約内容を確認されることをおすすめします。

今後も役立つ情報をお届けしてまいります。

どうぞ安全第一でお過ごしください!

※本メルマガ内容は、2025年11月21日配信時点の情報です。